〜 宗務所からの報告 〜
「千鳥ヶ淵戦没者追善供養 並 世界立正平和祈願法要」へ出仕
開催日: 2014年08月15日
さる、8月15日、69回目を迎えた終戦記念日に東京・千代田区にある千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて、「千鳥ヶ淵戦没者追善供養並世界立正平和祈願法要」が 厳修された。
猛暑のなか、大導師を小林順光日蓮宗宗務総長が務め、副導師を東京4管区宗務所の田村宏順所長(東部)、矢嶋泰淳所長(西部)、石井隆康所長(南部)、望月兼雄所長(北部)が務めた。修法導師は豊田昌樹東京北部修法師会長が務め、式衆には東京4管区の修法師会、声明師会、青年会の会員が出仕した。
この法要は昭和34年に同墓苑が創建されてから日蓮宗が行っている法要で、今年が56回目となる。戦没者の遺骨が納められている六角堂内に大曼荼羅御本尊を奉安し、檀信徒約400人とともに戦没者の慰霊と平和への祈りを捧げた。
参列者全員による焼香では、それぞれが尊い命を犠牲にした戦没者の冥福を祈るとともに、二度と戦争が起こらぬよう祈りを込めて合掌した。
今年も法要後に、東京南部青年会員が青年会OB、檀信徒、日本山妙法寺関係者ら総勢約40名と共に、世界平和祈念唱題行脚を行った。
行脚は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑から五反田の本立寺までまで行われ、参加者は、最高気温34度に達する炎天下の中、汗をぬぐいながら、団扇太鼓を叩き、「南無妙法蓮華経」と声高らかに、御題目をお唱えした。
行脚の途中、響き渡る御題目を聞きながら、沿道に立ち止まり手を合わせてくださる姿もあった。