〜 修法師会からの報告 〜
東京南部修法師会研修旅行
開催日: 2015年03月03日
3月3日~4日、身延山久遠寺へ研修旅行に行ってまいりました。今回は合計13名の会員が参加し久遠寺の「輪番奉仕」をさせていただきました。
「輪番奉仕」とは、日蓮大聖人ご入滅ののち六人の直弟子が交代(輪番)で大聖人のご遺骨にお給仕した故事に習い、法主様(総本山住職)より委嘱をお受けして日蓮大聖人のご遺骨に法味を捧げさせていただくことです。
身延の宿坊、武井坊に集合し、早めの昼食を頂戴したのち山を登り久遠寺に参拝させていただきました。
本来「輪番奉仕」とは一ケ寺のご住職が檀信徒を引き連れお参りさせていただくもので、僧侶のみでお参りさせていただくことは異例中の異例の事でした。
ご無理を快くお受け下さった久遠寺には心より感謝申し上げます。
法主様より有難いお言葉とともに委嘱を受け、御真骨堂拝殿にてご法要を行いました。
吉塚会長は、「輪番奉仕」をされる僧侶のみ座ることを許される礼盤に登り導師を勤め、日蓮大聖人のご遺骨に感謝を込め一同一心にお経を上げさせていただきました。
とても厳かで身の引き締まる良いご法要でした。
最後に祖廟(日蓮聖人のお墓)に参拝し、祖願達成への精進をお誓いし身延山を後にしました。
その後、伊豆長岡に移動し、日頃の慰労も兼ね温泉宿に一泊しました。
吉塚会長は約30年前、学生の時、久遠寺で修行し身延のお山に眠る日蓮聖人にお給仕しながら青春時代をすごされたそうです。そして30年後、今度は法要の導師として再び日蓮聖人にお給仕させて頂いた事は本当に感無量の出来事であったと、学生時代の懐かしい思い出と共に我々に語って下さいました。
我々会員も時に熱く語り、時に楽しく笑い、心身ともに清々しい大変実りある研修旅行でした。