〜 修法師会からの報告 〜
南部管内5名の僧侶が無事成満!
開催日: 2016年02月10日
2月10日(木)午前6時、まだ夜の明けぬ寒き星空の下、娑婆と修行場の境である
「瑞門」周辺には多くの寺族・檀信徒たちの姿がありました。
昨年11月1日より壱百日間の荒行を終えた加行僧134人が成満の日を無事迎えられました。
瑞門から力強いお題目の声とともに現れた行僧の御姿は、壱百日の行の厳しさを心身ともに感じさせて頂くものでありました。
殊に初めての荒行である初行僧の方々に目を向けますと、顔は涙でいっぱいにあふれ、お題目もままならない状況でありました。
自身の苦行の連続であった百日間を振り返り、成満の日を心待ちにしていた檀信徒、自身の家族への「感謝」の思いで胸がいっぱいになっておられたのではないかと思います。
私たち東京都南部管内からは第参行 蒲田妙成寺住職・安藤和広上人、第再行 池上實相寺修徒・酒井智康上人、第再行 久が原本光寺修徒・高倉章壽上人、初行 麻布長幸寺修徒長 亮英上人、初行 町田浄運寺修徒 室矢教良上人の5名が無事成満されました。
特に長上人、室矢上人におかれましては初行成満をもって修法師となられました。
今後は行中で感得された上求菩提下化衆生の精神を心の柱として修法布教に邁進されることを心より願っております。