〜 宗務所からの報告 〜
東京都南部宗務所 教師研修会「ミャンマー/ビルマご遺骨帰國運動」
開催日: 2013年12月10日
平成25年12月10日(火)、池上本門寺 朗子会館において、「ミャンマー/ビルマご遺骨帰國運動」に取り組んでいる久が原安詳寺住職 小島知広師の報告会が開催されました。
ミャンマーは、人口の約7割を占めるビルマ族と13ほどの少数民族による多民族国家であり、それぞれの少数民族は民兵組織を持ち微妙な均衡の上に成り立っている複雑な国家です。
インパール作戦において補給路もない前線で病気や飢えに苦しみ故郷を思いながら亡くなられた日本兵のご遺骨が、今なおミャンマーには4万5千柱も眠っています。
しかし現在のミャンマー国内の和平を築かなければ、日本政府はご遺骨収集に取り組む事ができません。そこで宗派を超えた日本の宗教者がミャンマー政府と少数民族の調整役を務めながら、ご遺骨収集の道筋をつくっています。
小島師はこの運動を推し進めている「四方僧伽」の代表として年数回現地に赴き状況を視察しています。写真を通して小島師が出会った少数民族の方々の暮らしや思いを伝えてくれました。
「日本が戦ってくれたからアジア諸国は独立することができた」「日本軍は魂を持ってきてくれた」という現地の方々の声に大東亜戦争はまだ終わっていないと感じるということです。
「祖国に帰りたい」と亡くなった方々の御霊をふるさとへお迎えするために、現地ご遺骨調査へのご寄付をお願いします。詳しくは「ミャンマー/ビルマご遺骨帰國運動」のホームページをご覧ください。