〜 修法師会からの報告 〜
世俗との断絶 極限の修行に魂を問う
開催日: 2015年11月01日
平成27年度 大荒行堂 入行会
清々しい青空の下、来年2月10日までの寒壱百日間、わずかな食事と睡眠で読経・水行三昧の厳しい修行を続ける日蓮宗加行所が、11月1日(日)に千葉県市川市大本山中山法華経寺に開設されました。
今年度は僧侶138人が入行し、うち59人は日蓮宗に伝わる祈祷法の伝授を受けるため、
初めて娑婆世界(我々が今生きている世界)と修行場の結界内とを隔てる瑞門をくぐられました。次にこの瑞門をくぐることができるのは壱百日後修行成満の時です。
法華経寺本堂で行われた入行会では、加行所伝主である新井日湛貫首より「一心に仏を見たてまつらんと欲して、自ら身命を惜しまず」という自我偈(如来壽量品第十六)の一節を訓示とされました。
また式では「外で待つ多くの人たちと一緒に修行するのであって決して一人で行うのではない」という入行僧への激励の言葉もありました。
無事のご成満をお祈りいたします。
私たち東京都南部管内からは第参行 蒲田妙成寺住職・安藤和広上人、第再行 池上實相寺修徒・酒井智康上人、第再行 久が原本光寺修徒・高倉章壽上人、初行 麻布長幸寺修徒長 亮英上人、初行 町田浄運寺修徒 室矢教良上人の5名が入行されました。