住職として法要前に15分くらい時間を取って檀信徒の『合掌の姿勢』に見回りチェックをしている。
この指導方法は私が子供のころ、本門寺沙弥校(寺院の子供対象の修行)で厳しい先生方から教えていただいたき、今日まで自分に浸透しているものである。先生方が手を添えながら『合掌の位置が低い!指と指のすきまを開けるな!』と大きな声で指導していただいた。
今の時代、学校教育現場でも〝ソフトな指導〟が基本スタンスである。特にお寺に来られる檀信徒は私より目上の方が大半である。「みなさん!手に触れますけどよろしくお願いします!」女性の檀信徒から笑い声をいただきながらも、お名前を呼びながら一人一人チェックする。
by K.M