合掌するのは人間の本能ではありません。しかし、合掌を思わずしてしまうのは、心の表れではないでしょうか。私は人生で二回ほどその経験がありました。
一つ目は祖父のお葬式です。お世話になった感謝の気持ちと、別れの辛さに思わず合掌しました。
二つ目は自然の美しさに心を奪われた時です。自然の壮大さと自分の存在自体を実感し、心から合掌しました。
そして、学校で行なわれている宗教の授業を通じて二回の動作(しぐさ)の共通点を見つけ出しました。それは命の尊さです。一つ目の出来事では他者の命。二つ目では自分の命。生きている限り、命の尊さを感じられます。そして特に影響を受けた時などに命について考えます。
人が死んでしまった悲しさは大きいです。深い傷が残ってしまうかもしれません。
そして、ふとした瞬間に感じる自分の命の大切さ。その瞬間を大切にしたいと思います。
人はいつでも命の大切さを合掌で考え直すことができると思います。
by:YM