僕が小学二年生の時の話です。
祖父の家が近くにあり、僕は一週間に一度は遊びに行っていました。祖父とは仲が良く一緒に買い物に行ったり、昆虫を育てたりしていました。
しかし祖父が死んでしまいました。原因は胃がんです。小学生の僕には、最初何がなんだかよくわかりませんでした。父にそのことを聞いた時、すぐに祖父の家に行きました。そして祖父の顔を見た瞬間、思わず手を合わせていました。
その祖父の前でした合掌には、たくさんの思いが込められていました。まずは祖父への感謝の気持ちです。今までありがというと心の中で何度も叫びました。次におかげさまという気持ちです。祖父のおかげで今の自分がいて、今このように作文が書けるのだなと思いました。
僕は祖父の死をきっかけに命の大切さを学びました。小さく歴史的にみると短い命だけど、僕にとっては大きい命に感じました。
by:YS