山門をくぐり、本堂でご本尊さまを敬い、手のひらを合わせありがたくお参りさせていただいている。
境内では、銀杏などの樹木がこずえの葉をすり合わせ、音を出し、仏さまに呼びかけているようだ。私も、おそるおそる「いかがですか」と尋ねたくなる。
思いめぐらすと、こずえの葉は、太陽に向け、光を求め受け止めている。
この「光線」を利用して、音になった先人の「来し方」を人工衛星がで捕らえ、字面に変換後、畑作り、麦の土入れ、麦踏み、麦刈りなど、昔日のようすをネットでいつ日か試み伝えたい。
ところで、先人が仏さまを拝み合掌したのは、時間の流れに寄り添いながら食物を育て、一定して変わらない食生産が、いつまでも続くことを願っていたと思う。
それらの思いに、両手を合わせ、わずかなカボチャ、ダイコンをお寺さんに届け、住職から仏さまにお経とともに供えさせていただいている。 by;MS