催しもの

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平成25年度日蓮宗加行所入行会

開催日: 2013年11月01日

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11月1日(金)、平成25年度日蓮宗加行所が千葉県市川市大本山中山法華経寺に開設された。午前9時30分晴天の中、剃髪し清浄衣(しょうじょうえ)姿の入行僧が緊張した面持ちで整列し、身体全体から出る大音声の読経で入行会が始まった。
今年度正伝師である工藤堯幸伝師は『皆様が目指す壱百日の苦修練行が始まります…心に決めて来たものと信じます…自分の心の弱さに負けないで各行の体得を目指し頑張って下さい…入行僧102名の命をお預かり致します。』と述べられた。

~苦修練行とは定められた行規に随って自己の心身を責め、鍛え、これに耐え抜くことである~

午後1時30分行列が出発し山内の修法縁故の各所を廻り、「聖教殿
を拝して日蓮宗加行所の「瑞門」に向う上人らは凛としたお姿でお題目『南無妙法蓮華経』を唱え、世間とのつながりを断ち荒行修行の結界に入る心構えを確かなものへとしていく。
午後3時、強い信念と固い決意を持った入行僧は、祈るような表情で手を合わせる寺族・檀信徒に見守られながら「切り火」と「浄塩」に清められた「瑞門」を潜っていった。

~この「瑞門」は入行の時と行満じて出行の時以外には開かれない~

私たち東京都南部管内からは第三行大田区善慶寺修徒・罍慈恭上人、第三行港区正伝寺住職・田村完浩上人、第再行池上南之院住職・伊澤文彦上人、第初行町田市宏善寺住職・磯野善成上人、第初行品川区摩耶寺修徒・安藤正大上人の5名が入行された。