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立正安国 世界平和 檀信徒の集い

開催日: 2016年02月04日

京浜教区檀信徒協議会主催の研修会「立正安国 世界平和 檀信徒の集い」(東京都南部檀信徒協議会年番・東京都南部宗務所協賛)が2月4日、目黒区中根立源寺(石井隆康住職)で行われた。

同研修会は「―お寺と共にいきいき生きる―」を副題に、日蓮宗とお寺を支える檀信徒が菩提寺の垣根を越えて、共に学び信仰を深めることを趣旨に開催され、当日は教区内の各管区から檀信徒60余名が参加した。

仏讃歌を交えた開会式・法要に続き、楠山泰道師(横須賀市大明寺住職)の講演と一龍齋貞鏡師による講談が行われ、最後に参加者の交流の場として懇親会がもたれた。

楠山師は「我々の身近に迫るカルト」と題し、カルト教団・宗教の実態や活動、勧誘の手法について講演。宗教離れの弊害として家族破壊、個人破壊が進むとし、健全な人間形成を促すためには伝統宗教が不可欠であることを説いた。

続く一龍齋貞鏡師の講談「日蓮聖人伝 御降誕~清澄での立教開宗」では、貞鏡師の小気味よい張り扇の調子と熱のこもった語りに、参加者は深く頷きながら熱心に耳を傾けていた。

その後の懇親会では、開宴に先立ち石井隆康京浜教区長が「自由に歓談して、お題目を合い言葉に忌憚なく輪を広げてください」と挨拶を述べ、池上幸保全国檀信徒協議会長は、「日蓮宗宗徒として信仰を自分のものだけにせず、後世に伝えていかねばならない」と強く語った。

懇親会の合間には、仏教讃歌サークル「立源寺カラビンカ」による唱歌や童謡も披露され、和やかな雰囲気の中で参加の檀信徒同士が語り合い、菩提寺の垣根を越えた親睦のひと時となった。

(古河通信員)