催しもの

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平成28年度女川町復興支援活動

開催日: 2016年08月25日

 本年も東日本大震災被災地支援活動の為、宮城県石巻バイパスの仮設住宅へ8月25日、26日と行ってまいりました。第11回目となる今回は社会活動部会の主催となり、東京東部青年会、防災部、東京南部社教会、教化センターなどの方々と共に、「夏祭り」(東自治会)、「夕涼み会」(西自治会)を企画、実施しました。

 企画に賛同頂いた南部・東部の多数の寺院より、ワゴン車2台分の支援物品を提供して頂き、先発隊は車にて前日の夜に出発。道中激しい雷雨に遭い心配しましたが、女川が近づくにつれて天候は好転、早朝に到着後は、すぐにテントと会場の設営に参加。
午前中 からお昼をまたいで東集会所を中心に「夏祭り」を開催しました。社活恒例の流しソーメンや特製クレープ、子供たちの為の巨大コリントゲーム、地元出身の歌手によるチャリティーコンサート、ジャンケン大会では管内より集まった支援物品が景品として配られ、大いに盛り上がりました。
夕方からは西集会所に場所を移し「夕涼み会」を開催しました。地元の海産物を使ったバーベキュー、流しソーメン、クレープ等を作り、終了後は仮設の方々と食事会にて交流を深めました。
翌26日は朝から二手に別れ、東西それぞれの集会所に於いて慰霊法要を執り行いました。その後女川町の高台にある慰霊碑にて参加者全員で法味言上を行いました。昼食後は再び仮設住宅に戻り、テント、 椅子、ステージの片付を手伝いました。
前回まで片付けは仮設の方々にお任せしていたのですが、今回、片付け作業がいかに重労働で大変かということを知ることができ、今後の活動では最後までフォローすることを反省し帰路につきました。

 仮設住宅から復興住宅や自己再建した住宅への引っ越しが進み、お祭りや法要への参加者は年々少なくなってきています。しかし仮設に今残っている人たちの中には、出たくても出れない人が多く、将来に希望の見いだせない方や、心に深い傷を負っている方がいます。
かさ上げ工事や復興事業の遅れから、この仮設住宅の解体は延期となりました。社会活動部会は現地からの要望が有る限り、今後も女川における傾聴と慰霊の支援活動を続けていく予定です。