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第7回 都会の寺を歩く 寺町ウォーキング

開催日: 2017年05月13日

【東京南】5月13日、東京都町田市において日蓮宗東京都南部宗務所主催の「寺町ウォーキング」が行われました。最終回となる第7回は「開発地域の寺院の歴史・文化に触れる」をテーマとし、15名の参加者と8名の僧侶らは東京都町田市能ヶ谷町から三輪町周辺を散策しました。

出発地となった蓮清寺(町田市能ケ谷町1044)では、東京都南部宗務所所長・石井隆康師(目黒区・立源寺)を導師に開講式が行われ、その後、蓮清寺副住職・梅本明宏師より「夏お召し講」について解説がありました。夏お召し講は、川崎市西部から町田市の東端に亘る地域の講中で、毎年大本山池上本門寺の大堂に安置される日蓮聖人御尊像の肌着と白衣を奉納しており、その成立は18世紀末頃まで遡るといわれています。

蓮清寺をあとにした一行は、次に旧白洲次郎邸武相荘を拝観し、白洲次郎氏の書斎や愛用品等を見学しました。続く妙行寺(同能ヶ谷739)では参拝の後に昼食をとり体を休め、その後、最後の目的地である妙福寺(同三輪町811)へは、雨天のためバスでの移動となりました。
妙福寺では澁谷辨要住職より、同寺の縁起と、本来は散策予定であった多摩丘陵一帯の説明がありました。

都心在住の参加者の一人は「東京とは思えない自然豊かな環境で心が落ち着いた。それぞれのお寺の上人から話を聞き、町田市能ヶ谷・三輪町地域に古くから続く法華信仰の息吹を感じることができた」と充実した様子でした。